2006年11月11日

あの日の誓いを果たすとき

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明日。









一年間の全ての行いを発揮するとき。







一年間お世話になった方々への気持ちを表すとき。










あの日の誓いを果たすとき・・・。











こみ上げる思いを抑えきれない今日の夜、あの日の気持ちを書き留めておこうと思う。










忘れもしない、去年の10月30日。埼玉県高校駅伝大会・・・。




















ベンチコートの中にはランシャツとランパンだけだったが、アップの影響と緊張からか、汗が背中を伝った。








すでに走り終わった1区の選手は7人くらいいる。








早く来い。








正直、あいつなら5〜6番で走ってくるだろうと思っていた。あいつなら出来る。







でも、その影はまだ見えなかった。








一瞬、嫌な光景が目の前を過ぎた。













へまをするわけにはいかなかった。







というのも、自分は第2区。このあとの流れを作る重要な区間。自分の走りが良ければ、次につながる。





でも、それだけじゃない。







実は、受験を控えている中で、駅伝に参加してくれている3年生が5人いた。





その先輩達のために、どうしても関東に行きたかった。












1区は12位でやってきた。







姿が見えるとすぐに道路に出て、応援しつつ気持ちを落ち着かせた。









襷が自分の手につながり、僕は駆け出す。









風が顔をかすめ、応援の声がかき消された。












走り始めてすぐに『オーバーペースかな?』と感じた。







でも、11位はすぐ前を走っていて、自分の区間で2人は抜きたかったから、

多少のムリはやむをえないと思い、そのまま走り続けた。









1km通過。予定より少し早いか。







それでも、僕は前を見つめひたすら走る。








中間点手前で一人抜いた。この調子であと1人・・・。








しかし、ツラくなったのは、このときからからだった。








2kmでは予定通りのタイムになっていた。つまり、1km〜2kmは落ちている。






ラスト1kmは死に物狂いだった。








自分では上げているつもりだが、足が動かない。


呼吸もつらい。腕も早く振れなかった。オーバーペースだ。







ラスト500m。ペースが落ちているのは分かっているけど、体が動かない。








くそ。オレがしっかりしなくてどうすんだよ。









襷を3区に渡すとき、先輩達の顔が思い浮かんだ。







そして、襷は僕の手からすり抜けていった。













今思い出すと、あっという間で、そしてあっけなかった。








必死だったし、3kmだからってのもあるけど、ホントにすぐに終わってしまったという感じ。







残ったのは、自分の不甲斐なさと無力感。









タイムは9分19秒。試走よりも1秒遅い。









悔しかった。













バスでベンチに戻り、ゴール付近でアンカーの先輩を待つ。





その間中、携帯電話から来る仲間の状況報告にひたすらと耳を傾けた。








3区の先輩の力走もあり、順位は6区の時点で6位まで浮上していた。



しかし、僅差で後続が続き、抜いたり抜かれたりを繰り返しているらしい。










どれほど緊張しただろうか。





関東には6位までが出場できる。その境界線を争っているのだ。







しかし、緊張してもなにも起こらず、チームのために僕が出来るのは、ただ祈ることだけだった。













4チームがゴールした。以前先輩を待つ僕ら。








すると、見慣れたユニホームが見えた。先輩だ。






しかし、その姿と共に、他2つのユニホームが見える。3チームが競っているらしい。









僕達は死ぬ程応援した。声の限りを尽くして、先輩の名前を叫んだ。







この中の1チームが落ちる・・・。負けてたまるか!!と心の中で念じた。










3人が一気にスパートをする。その中で1人が遅れだした。







次第にその差は開いていき、残された走者のスピードは落ちていく。









そして、そのまま取り残され、前二つのチームが先にゴールした。















僕は、いつのまにか立ち尽くしていた。








何もかもが信じられなかった。ただ、呆然と、遅れをとってゴールし、倒れこむ先輩を見ていた。












関東にいけない・・・?










我に返って、先輩の下に駆け寄ったが、僕の目の前にはその事実しか映っていなかった。















ベンチは暗い雰囲気に包まれていた。









いや、事実そうだったのかは分からないが、僕は何をする元気もなかった。










アンカーの先輩が僕に謝った。






上手く返答することが出来なかったが、僕は心の中で『負けたのは自分のせいではないのか?』と問いた。









先輩は泣いて3年生の先輩にも謝っていた。3年生の先輩は笑いながらなぐさめていた。










心が痛かった。










だれよりも関東に行きたいと思っていた3年生の先輩が、笑っている。悔しさを内に秘めて。

















全員が戻り、先生のもとに集合した。話を聞いてはいたが、心は虚無感に襲われていた。











そして、班長であるアンカーの先輩が、父兄の方々に代表で挨拶をした。













応援ありがとうございました。でも、関東に行けなくてすいませんでした。と。







「関東」のところから涙を流していたので、後半は何を言っているのか分からなかった。











自分も、涙が止まらなくなった。


声を上げて泣いた。








先輩達に申し訳なかった。




お世話になった方々に申し訳なった。




そして、自分の無力さが情けなかった。









先輩達も泣いていた。悔しさで、その場は満たされていた。














そのとき、僕はあふれる流れる涙をこらえながら、誓った。

















来年は、何がなんでも関東に行ってやる・・・。















その誓いを果たすときが、いよいよ明日。









一年間、僕達は関東に行けるだけの事をしてきたのだろうか。








それは今も分からない。










ただ、自信はある。勝てるはずだ。








不安がないという事もないが、明日は仲間を信じて、走ってきてやる。












行くぜ!!関東!!







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posted by SKYRUNNER at 20:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 伝えたいコト 〜自信作〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
明日、がんばってくださいね。
あしたは、あちこちでいろんな人ががんばってる・・・
シーズンですからね。あしたのためにがんばってきたランニング仲間がいます。みんながんばってほしいと思います。SKYさんも。
応援してますね!自分を信じてがんばってください!
Posted by たこ at 2006年11月11日 23:24
もうすぐ一年前の悔しい思いを晴らす時がやってきます{{(>_<)}}
たのしみだなぁ(´ー`)
恐いなぁ(_ _).oO
ここまで来るまでにいっぱい悩んだし
人知れずいっぱい涙を流してきました。
タイムとかどうでもよくてとにく私の強さを証明してきます(^ー^)
じゃー健闘を祈るヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ
Posted by カモシダ菜々子 at 2006年11月12日 08:24
>>たこさん

無事関東大会に行くことが出来ました。
ホントに嬉しいです。

たこさんのランニング仲間さんはどうでしたでしょうか。
良い結果であったことを祈っています。

応援ありがとうございました。


>>カモシダ奈々子さん

ほんとにこわかったです。
でも、みんなを信じて、関東に行くことが出来ました!

応援ありがとうございました!
Posted by SKYRUNNER at 2006年11月12日 21:01
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