2006年08月09日

言の葉 〜古人の心〜

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つれづれなるままに、日暮らし硯に向かいて、

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、

あやしうこそものぐるほしけれ。















全国の少年少女、紳士淑女の皆様。おはようございます、こんにちは、こんばんは。


『風のごとく』はSKYRUNNERです。









なにやら、台風が来るそうですね。






ついこの前まで、梅雨明けはまだかと言っていたんですがね・・・。






皆様、くれぐれもお気をつけくださいね。



















さて、本日の『風のごとく』、最初からいきなりある文章を詠んでいるわけでありますが、






何を隠そう、皆様ご存知の通り、『徒然草』の冒頭ですね。









この作品に出会ったのは、中学生の頃でした。




そう、強制的に暗唱させられた詩ですよww










で、なにをいまさら?と言う感じですが、






そのとき僕はこう思ったんです。きれいな日本語だなぁ、って。











おそらく多くの人がそんな風に感じたでしょう。きっと。








なんて言うかな、こう吸いこまれるような魅力が、そこにはあるような気がします。








何度暗唱しても、飽きないです、
















という事で、今日は『言の葉 〜古人(いにしえびと)の心〜』と題して、僕が感銘を受けた言葉や文章を紹介したいと思います。











じゃ、まずはコレ。ちょっと長いんだけどさ。









月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。

舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老いをむかふる物は、

日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。


予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、

漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、

去年の秋、江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、

やや年も暮れ、春立る霞の空に白川の関こえんと、

そぞろ神の物につきて心をくるはせ、

道祖神のまねきにあひて取るもの手につかず、

もも引きの破れをつづり、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより、

松島の月先心にかかりて、住る方は人に譲り、

杉風が別墅に移るに、



草の戸も住替る代ぞひなの家



面八句を庵の柱に懸け置く。













あえて序文全てを載せました。


松尾芭蕉の『奥の細道』です。






序文全部は初めて見た、という方もいるのではないでしょうか。









これは僕が一番好きな日本語です!







何と言っても、リズムが良い。



俳諧を成立させた方だけあって、もう『流石』としか言えませんな。








それに、「百代の過客」や、「古人」など、さりげなく(?)自らの師を尊敬しているところも好きです。








さらに、「旅にして、旅を栖とす」とかは、なんかしみじみしますね。









皆様、是非声に出して詠んでみて下さい!














では、次。これも超有名。








祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。


娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。


おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢の如し


猛きものもつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。











説明の必要があるでしょうか。『平家物語』は冒頭です。










さっきの『奥の細道』続いて、リズムがいいですね。





まるで漢詩のような構成です。うん、素晴らしい。







我がブログのタイトルのところにある文章。


実はこの『平家物語』をちょっと意識して作ったんですよww


なんか似てない?・・・似てないかたらーっ(汗)








それから、「諸行無常」を心に響くほど表現していますよね。






万物は流転して、常住しない。まさにこれがこの文章の中にあります!









この作品も暗唱させられたのでは?今こそ思い出して、口ずさんでみましょう!

















それじゃあ、最後!










牀前月光を看る

疑うらくは是れ地上の霜かと


頭を挙げて山月を望み

頭を低れて故郷を思う










李白『静夜思』です。







日本語に訳すと次の通りです。




寝床の前に月の光がさし込んでいる。

あまりにも白いので、地上に降った霜かと疑った。

光をたどって頭を上げると、山に美しい月が出ている。

そしてうなだれ、故郷のことが思い出されるのである。









切ないですね、うん。







詩仙と称された李白、流石です。








故郷を思う気持ちは大事な事だと僕は思います。


















いかがだったでしょうか。



個人的に好きなものを取り上げただけですが、我々に訴えかけるものだったと思います。









古人の心は、いつまでも、僕達の心の中に生き続けるでしょう









では。





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posted by SKYRUNNER at 17:36| Comment(3) | TrackBack(0) | 言の葉 名言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 おお、自分古典好きなので今日の記事はかなり興味深かったです!

 ちょこっとばかり話しずれるけど、日本の文化(礼節など)は、欧米文化の進出、民主化によって失われているようにも感じられます。

 だからこうやって昔の書き物からから昔の人のあり方を見て、漫ろに楽しむ。粋なモンだよねぇ、古典、古事。
 「諸行無常」のテーマは、何にでも当てはまりますよね。
 あれ、あの文は「風林火山」から来てるかと思っていました。御免!!ww

 もしSKY殿が歴史がお好きならば、どうぞ〜。CMでやってましたが→http://www.ad-c.or.jp/campaign/self_area/04/
 
Posted by 白熊M at 2006年08月09日 22:59
日本人は昔からはかないもの好きです。終わりあるものだからこそ美しい、と捕らえるそうです。

でも一つだけ紹介したいものが…笑
人の夢と書いてはかないと読み、人のためと書いて偽り(いつわり)と読むのは今でも切ないです(。´-д-)σ。+゚鬱入リマス゚+。

携帯ではかないが漢字変換でなくて…
Posted by ミニカ at 2006年08月09日 23:23
>>白熊Mさん

確かにそうですね。
ちょっと問題になってきましたね。

自分も古文は好きなんですよ。
やっぱり、古人の心には、素晴らしい魅力がありますね。

そのCM、良かったです。


>>ミニカさん

お久しぶりです。

『儚い』と『偽り』。なるほどぉ〜って感じです。
ホントに切ないですなぁ・・・。
Posted by SKYRUNNER at 2006年08月10日 20:25
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