2006年05月19日

少年の日

人気blogランキングへ













少年は一人で走っていた・・・。











一人で走るのは本当に久しぶりだ。










少年は県内の陸上が比較的強い高校に進学していた。



そのため、普段は集団でJogをしていたのだが、今はテスト期間中で部活がなく、少年は一人自主練をしていた。











一人で走るのは最近全くしていなかったし、走ろうとも思わなかった。









しばらくぶりだからだろうか。とても・・・新鮮な気がした。













『たまには違うところにも行ってみるか。』










少年はいつも走っているコースを変更して、高校の耐久レースのコースに行ってみた。













そこは、以前とは全く違った景色をしていた。










少年の高校での耐久レースは2月に行われている。






その頃は雪があたりに残っていて、田には何もない。


空気は乾燥していて、その空間がとても“さびしい”感じがしていた。











しかし、梅雨に入りかけた今日の景色はまるで正反対だ。







田は緑で埋め尽くされ、少年の両横には雑草が少年の背丈ほどまで伸びている。


朝から昼にかけて降った雨が残した水溜りが道路に点々とあり、その雨の匂いと雑草の匂いが混ざり合った、独特な空気であたりは満たされていた。











なぜか少年はそのとき、漠然とした懐かしい思いを抱いていた。










少年の心は中学生に戻っていた。














あの頃と・・・同じ空気だ・・・。













少年の心の片隅に追いやられていた“思い出”がよみがえってくる。










あの時の場所、あの時の友。


そしてあの時の言葉、あの時の思いが・・・。
















あの頃と・・・何が変わったんだろう・・・。















少年は立ち止まる。










疲れたというわけではない。走りたくないと思ったわけでもない。



ただ・・・ただなんとなく、何の理由もなく・・・。











景色が止まる。動かない景色。










目の前に緑が広がる。遠く、少し霞みがかっている中に少年の学校が見えた。













少年の心に何かが入り込んできた。









静かで、優しく、暖かい何かが・・・。










そのとき、中学のときの陸上部の仲間、今の陸上部の仲間たち、



そして、あの時の目標、今の目標が思い浮かんだ。












少年は気が付いた。

















あぁ、そうか・・・何も・・・変わってないんだ















少年は額から流れるしずく、頬をつたうしずくを振り払った。










少年はまた一人、走り始める。
posted by SKYRUNNER at 20:48| Comment(2) | TrackBack(0) | くさい文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 あ〜、こういうクサいのに弱い白熊です。自転車旅行記も負けてはおりませんぞ!ww

 さて、HPの語録を募集中なのですが、SKYRUNNER殿の師の言葉なんかも頂戴できますか??(>▽<)
Posted by 白熊M at 2006年05月19日 23:00
>>白熊Mさん

くさすぎです。におってます。公害です。
それに比べて自転車旅行記はファブリーズの香りがしますね。

この前のもので良いのならガンガン載せちゃってください!
その他にもある(と思う)のでご要望があったらどうぞ!
Posted by SKYRUNNER at 2006年05月20日 20:22
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。